きょうだいについて、時々愛も

oasis:supersonic』を見に行って参りました。

 

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映画とか本とかの感想を書くことを普段あまりしないので、

きっとこの記事も例にもれずあまり上手な文章にはならないだろうけれど、

ちょっと熱くなってるこの感じを忘れないよう筆代わりのキーボードをきちんと取っておこうと思う。

 

バンド(それも兄弟喧嘩で解散した)のドキュメンタリーなんて一体どんなものだろうと少し不安に思いつつもワクワクと向かった劇場。

 

ライブ映像の合間合間にダラダラと関係者やメンバーが喋るだけかと思いきや、

映像の編集の仕方が面白くて、キチンと『魅せる』作品になっていたと思います。

 

私は映像の専門家ではないので、

良し悪しを定める物差しについては詳しくありません。

あくまでも素人の感じ方ということで勘弁してくださいね。

 

oasisが好き好きと言いつつも兄と弟の見分けがつきだしたのが最近。

ノエルが兄でリアムが弟と理解したのも最近。

曲とタイトルが一致しない。

有名曲すらカラオケできちんと歌えない。

ファッキンなファンの私。

唯一の愛情表現は、「オアシス」じゃなくて「オェイシス」って英国現地の発音で読んでいることくらい。しかもこれもそんなに誇れるもんじゃない。

 

そんなんでもまぁ、開始数分で泣くくらいには感動してしまった。

 

何に?って言われたら難しいんだけど。

 

バンドの力

曲の魅力

音楽に打ち込むメンバーの姿

 

色々あるんだろけれど、一番はきょうだいの愛かもしんねぇなぁと思っております。

 

兄弟げんかで解散って耳にしていたから、

どんだけいがみ合ってんだよあの眉毛ブラザーズは、と勝手に思っておりました。

 

ドキュメンタリーがドキュメンタリーという作り物である以上、

きっとどこかに故意に、あるいは無意識に挟み込まれたフィルターが存在していて、

その影響がいかほどのものか判断はつきませんが

 

余計な疑いを全部とっぱらってしまって、素直に感じたままに書いてみると、

 

お兄ちゃんは誰よりも5歳離れている弟を理解していて可愛がっていて、

弟はお兄ちゃんがいるから安心してやんちゃができたんだってことが、

映画をみてなんとなくわかりました。

 

インタビューで交互にしゃべる様子をみていても、楽屋裏でふざけあう姿をみていても、何もかもが幼稚園児や小学生の兄弟の喧嘩そのもので、

 

あぁなんだ、お前らお互いのこと大好きじゃん、って

柄にもなく涙ぐみながら、二人の様子に笑ったりもしながら心の中で呟いていました。

 

 

ノエルもリアムも音楽と家族とファンを愛していて、

その表現は様々だけど、

それでもやっぱりでっけぇ愛は真ん中に持ってんだなと

 

そんなことが伝わってくる作品でした。

 

 

私の大好きな日本のバンドマンも、

愛をもって唄っています。

 

何事も愛だなって、使い古されて薄められた手垢だらけの表現かもしれないですが、

使い古されてるからこそ心理、とも思います。

 

愛がなくっちゃやってゆけねぇよ。

何事も愛がなくっちゃあ。

 

こんなフレーズ、どっかで聞いたなぁ。

 

それが13画の漢字一文字であっても

アルファベット4文字の並びであっても

なんだってかまわないと思います。

 

愛せなくっちゃ、続いていかないからね。